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もはやご存知の方も多いでしょうが、今月12日、参院本会議で動物愛護法が、
全会一致により、可決、成立しました。
今回の改正では、
- 販売用やブリーダーなど繁殖業者に犬や猫へのマイクロチップ装着及び登録を義務化
(一般の飼い主は、努力義務)
- 動物虐待罪の罰則強化
- 生後56日以下の犬、猫の販売禁止
などが盛り込まれました。
あくまでも私個人の見解ではありますが、今回の改正の目玉は、
「マイクロチップ装着の義務化」
と考えております。
マイクロチップ装着によって、迷子が、無事にご家族の元に帰る確率が上がると思います。
昨今では、未曾有の災害も増えています。
災害などで、愛する家族とはぐれてしまい、無事に発見、保護されても、
飼い主がわからなければ、帰ることも難しいと思います。
マイクロチップを装着していれば、
再会の可能性も上がります。
マイクロチップ装着の義務化によって、
良質な販売店舗やブリーダーを選択する目安にもなるのではないだろうか?
また、無責任に飼養の放棄…いわゆる捨て犬、捨て猫なども、動物虐待罪の罰則強化と併せて、抑止力にもなるのではないのでしょうか?
ただ、安易に繁殖させた、マイクロチップ装着前の仔犬、仔猫などの飼養放棄には、
マイクロチップの効力が及ばないのは、今後の課題でもあるのでしょう…
シッターの移動中にも迷子猫のポスターを見かけることが多くなりました。
捨てねこや迷子犬・猫が増えてる中、マイクロチップの重要性を考えたいものです。
飼い始めたら、虹の橋を渡る最期まで、
適正飼養で責任を持って飼う。
販売業者は、商品としてだけではなく、生命として扱い、販売が困難になった場合にも、
最期まで飼養しなければならない。
また、動物虐待罪の罰則強化には、殺傷だけではなく、適正な飼養をしていない…
なども罰則強化されました。
- 動物虐待罪の罰則強化
- 殺傷は、懲役5年 または罰金500万円
- 虐待・遺棄は、懲役1年 または罰金100万円
無責任な飼育放棄や虐待が減って欲しいと、心より願っております。
今回の改正動物愛護法は、新たな一歩であり、大きな一歩になるのではないでしょうか。